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第3新創業市からのお知らせ
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起業家の本音だらけ!創業塾のオープニングトークを開催しました[レポート]
8月19日に10月開講の創業塾に先駆けてオープニングイベントを行いました。
この日のメインは、大磯・小田原・熱海で「起業するひとを増やしたい」と活動する、自身もローカルベンチャーの経営者である3人と、全国各地で起業するひとびとを見てきたウェブマガジンのプロデューサーのクロストーク。
赤裸々なエピソードと、身をもって体験したからこそのグっと来る名言がたくさん飛び出した、濃厚な2時間になりました!
会場となったのは、小田原城内の報徳二宮神社の敷地にある「cafe小田原柑橘倶楽部」と「きんじろうカフェ」の隣り合った2つのカフェ。
木々に囲まれて気持ちのいい、おしゃれな空間です。
カフェからは小田原で採れた果物を使ったサイダーなど、お飲み物もご提供いただきました。
《リラックスした雰囲気でイベントスタート》
今年3年目となる創業塾をより広く知ってもらうために開催した今回のオープニングトーク。
登壇をお願いしたのは、個性あふれるこちらのお三方です。(50音順)
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市来広一郎さん(いちき・こういちろう NPO法人atamista代表理事/株式会社machimori代表取締役)
熱海で生まれ育ち社会人になって東京で働くも、衰退していく地元の姿を目の当たりにして、なんとかしなければ…とUターン。とはいえ戻ってきた当初は、特に起業するつもりではなかったそう。
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小野裕之さん(おの・ひろゆき greenz.jpプロデューサー/NPOグリーンズ事業統括理事)
プロデューサーを務めるgreenz.jpは「ほしい未来は、つくる」をテーマに社会課題の解決を目指すウェブマガジン。全国津々浦々を飛び回って、スモールビジネスに取り組む経営者たちを日々間近に見ている。
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原大祐さん(はら・だいすけ NPO法人西湘をあそぶ会代表理事/Co.Lab 代表取締役/湘南定置水産加工代表取締役/関内イノベーションイニシアティブ 取締役/神奈川県総合政策審議会特別委員)
別荘暮らしのようなのんびりした生活をしたいと東京から大磯に移住。起業した理由は「面接に受からないから自分でやるしかなかった」こと。
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そして、進行は第3新創業市のプロデューサーである山居是文。自身も小田原で株式会社旧三福不動産の共同代表として地域に密着した事業を行っています。
起業したいひとのためのイベントって、きっとかしこまった空気のところもたくさんあると思うのですが、この日は終始リラックスした雰囲気。
登壇者のみなさんの服装も、短パンにビーチサンダル…。自由です。
《名言続出!起業についての赤裸々なあれこれを聞けました》
事前に参加希望者の方に伺っていた「今回のトークセッションで知りたいことはなんですか?」という質問の回答を参考に用意した、いくつかのテーマに沿ってトークを進めていきました。
本当はすべて文字に起こしてご紹介したいくらい、飾らない面白いお話がたくさん聞けたのですが、そのなかから特にグッとこころに残った言葉をいくつかご紹介します。
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起業するひとたちを多く見てきて、自分自身に正直にやる以外にスモールビジネスを成功させる方法はない、ということがよくわかった。「頑張らずにうまくいく」ということこそが「続ける」ということだと思う。[小野さん]
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Q:起業して悪かったことは?
A:辛い。苦しい。どれくらい辛いかというと、ひとりで「つらいつらいつらい…」「苦しい苦しい苦しい…」とつぶやいちゃうくらい、辛い(笑)。
Q:そんなに辛くて苦しいのにどうして続けられるの?
A:落ち込みきると、それでも10年前に比べたら出来ることは格段に増えていることや少しずつでもまちには変化が起きていることに気がついて、「これも経験」と思える。[市来さん]
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事業をしていたら良いときも悪いときもある。だから、一時の失敗や成功よりも続けていくことが大事。続けられる程度の失敗ならそれを失敗と言う必要はないのでは。[山居]
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僕はいつも自分がサボっていても事業が回る方法を真剣に考えている。[原さん]
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理想と現実のあいだを埋めるために、自分自身のしたい暮らしから外れるような事業はしない。いつも自分の目指す方向に沿ったことだけをするようにしている。[原さん]
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起業してみて、僕は仕事でもプライベートでも完全に満たされた。自分が課題だと思っていることに日々取り組めて、家族と暮らしていけるだけの収入を得ることができている。以前は満たされることの怖さというのも感じていたけれど、実際に満たされてみたら改めて課題が見えてきてまちをより良くしていこうと思える新しいモチベーションが湧いてきた。[市来さん]
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どうせならやりたいことを楽しんでやっているひとから買い物したい、と思いますよね。[小野さん]
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ほかにも「起業の理想と現実」「小田原・箱根エリアの地域性」などなど、ざっくばらんなお話をたくさん聞けました。
皆さんの言葉を聞いて感じたのは、戦略ももちろんのこと「自分のありたい姿」や「自分の見たい世界」にまっすぐ向き合うことがビジネスを続けるにおいては不可欠だということ。自身の事業についていきいきと話す4人の姿は、参加者の皆さんにも改めて等身大の自分と向き合うきっかけとなったのではないでしょうか。
《いよいよ募集スタート!今年も創業塾は本気です》
都内まで新幹線で30分、家賃・人件費が安い、観光客が年間2500万人訪れる立地、など実は創業に向いているのが、小田原・箱根エリア。『第3新創業市』は、ここ小田原・箱根で「創業したい」、「自分の暮らしをつくりたい」という方たちのためのプログラムです。
『第3新創業市』が行う創業支援メニューのひとつである『創業塾』は、今年3年目を迎え10月に開講します。これまでの受講生のうち10名以上が実際に事業をスタートさせた実績があり、創業に向けて加速できるとご好評いただいています。
今年も個性豊かな講師陣をお迎えして、多彩なカリキュラムをご用意しています。
今回ご登壇いただいた小野さんには、10月5日の第1回目の講座「ビジネスアイデアとビジネスをはじめる心構え」でも講師を務めていただく予定です。日本中、世界中のビジネスアイデアを見てきた小野さんならではの幅広いお話が聞けそうです(今回のイベントでは、さながら名言製造機だった小野さん。本講義も楽しみです!)。
すでに参加申込みも始まっています!全7講座の受講、もしくは受けたい講座のみの受講も可能です。
ご参加をお待ちしております。
>>詳しくはこちら 【新規創業コース】/【事業承継コース】